定期購読のご案内
ホーム 新刊案内 近刊案内 トピックス 装苑ONLINE 装苑賞
洋裁・手芸 クラフト 服飾 幼児・児童 料理 生活 読み物 その他
Book_search
書籍検索  書籍 雑誌 
>>詳細検索


 蒸気の温度を一定に、効率よく火を通すためには、材料の大きさや厚みをそろえること、蒸気が上がった状態から蒸しはじめること、タイマーをかけて時間どおりに蒸すこと、何度もふたを開けないこと、なべの湯を絶やさないことがポイントです。せいろの場合、蒸気が抜けるので、水滴を防ぐふきんをかぶせる必要はありません。



せいろの直径より一回り大きい中華なべや、なべの縁に段のある両手なべにはめ込むようにしてのせます。中華なべの場合、“せいろリング”を置いてからせいろをのせると、底が焦げにくくなります。
中華なべとせいろリング 堺刀司 和泉利器製作所



構造は和ぜいろと同様で、円形の板の中央に穴のあいたせいろ台を両手なべにのせ、その上にせいろをのせます。底部が広く、浅いので、点心なども効率よく蒸せます。





中央に穴のあいたせいろ台を両手なべにのせ、穴から勢いよく蒸気が上がってきたら、食材を入れたせいろをのせます。なるべく深さのあるなべにのせ、なべ底から火がはみ出ないようにして、せいろ台が焦げるのを防ぎます。




シュウマイなどの点心を蒸すときには、すのこにペーパータオルでサラダ油をぬり、間隔をあけて並べます。中華ぜいろの場合は、なべにせいろのふたをのせて湯を沸騰させ、蒸気が上がってからせいろをのせるようにします。



切り分けた昆布に鯛の切り身ときのこ類をのせ、蒸し上がったら昆布と一緒に盛りつけます。魚や肉類を蒸す場合は、すのこに白菜やキャベツの葉、クッキングシートを敷き、シートには大きく十文字の切込みを入れます。




赤飯、飯蒸しなどを蒸すときには、粗織りの蒸し布(ふきん)を使います。せいろに固く絞った蒸し布を敷いて、もち米を入れ、中央にへこみをつけて蒸気の通りをよくすることが大切。布の四方を軽くかぶせてふたをします。

15分ほど蒸したらせいろを流し台などに移し、まんべんなく打ち水をして上下を軽く混ぜます。再びへこみをつけて、布の四方を軽くかぶせてふたをし、せいろ台に戻して、さらに10分ほど蒸します。



「おまんじゅうをせいろで蒸す場合は、穴のあいた底にすのこが敷かれた“白刷毛目蒸し器”を利用しています」と松本さん。蒸し上がったら器のまま杉板にのせていただきます。




ヘルプ | 学校法人文化学園お問い合わせ文化出版局案内個人情報の取り扱いについてサイトマップ
Copyright BUNKAGAKUEN BUNKA PUBLISHING BUREAU All Rights Reserved.