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『ミセス』2002年8月号掲載
指導と調理・本谷洋子
撮影・白根正治

第八回は、食品保存の工夫や容器の再利用について料理研究家の本谷洋子さんに教えていただきました。丁寧な煮沸消毒の方法も写真つきでご紹介します。



 効率よく収納できるサイズ、すっきりと整理できる角形、食品が一目でわかる材質、冷凍・電子レンジ対応など、冷蔵庫の限られたスペースを有効に使いこなすためには、機能的でシンプルなデザインがおすすめです。



 保存食には、密閉度が高く、出し入れしやすい広口で、酸にも強いガラス製が最適です。中央の容器はスープストックなどに。ジャムやコンポートを長期保存する場合は、煮沸消毒できるものを選びましょう。

 干ししいたけ、煮干し、乾燥豆などの乾物や、粉類、マカロニなどの保存には、湿気や虫を防ぐ密閉力の高い容器を選ぶことがポイント。キッチンの棚のすきまに収納できて、片手で取り出せるスリムなデザインが重宝します。




 みそや漬物など、塩分の強い食品には、表面がガラス質のほうろう製やステンレス製の容器がおすすめです。腐食に強く、においも移りにくいほうろう容器は、塩、砂糖、コーヒー豆の保存にも適しています。

 カレー、トマトソース、ミートソースなどの液体や、ゆで豆、ゆで野菜などの冷凍保存には、高密度のファスナーつき冷凍用ポリ袋が便利です。中サイズが使いやすく、そのまま電子レンジで解凍できます。




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