|
|
『ミセス』2002年6月号掲載
指導と菓子製作・脇 雅世
撮影・白根正治 |
正確な計量がこつともいえるお菓子やパン作りには、機能的な計量カップとスプーンが欠かせません。
第六回は、料理研究家の脇雅世さんにお菓子やパン作りのための計量カップとスプーンの基礎知識を教えていただきました。
手軽に作れるブランマンジェとコーンブレッドもお試しください。 |
|
日本では1カップ=200ミリリットルが一般的ですが、アメリカなどは容量が違います。粉類には、1、1/2、1/3、1/4カップがそれぞれすり切りで量れるもの、液体には、真横から目盛りが確認できるカップが便利です。同じ一カップでも、水は200グラム、薄力粉は110グラム、グラニュー糖は180グラムと比重が違うため、計量カップで粉類の重さを量るときには注意が必要。また、計量カップは素材によって熱や酸、衝撃に対して向き不向きがあるので、電子レンジにかけられる耐熱ガラス、湯せんにかけられるステンレスなど、いくつかそろえておくといいでしょう。お菓子作りには、50ミリリットル以下のメジャーカップがあると重宝します。
お菓子やパン作りには、日本で一般的に使われている大さじ=15ミリリットル、小さじ=5ミリリットルのほかに、大さじ1/2、小さじ1/2、1/3などを組み合わせた四〜六本組みがおすすめ。液体やペーストも手軽に量れます。素材は、ステンレスやプラスチックなどがありますが、計量カップと比べて機能の違いはありません。スプーンの丸みに深さのあるものがよく、持ちやすいデザインを選ぶことがポイントです。 |
|
|