料理とサービスのプロフェッショナルがタッグを組んだ店「スブリム」。フランス料理なのか北欧料理なのか。「フレンチをベースにした北欧料理でしょうか」と答える加藤順一シェフ。調理の基礎を名店「タテル・ヨシノ」で学び、デンマークの二つ星レストラン「AOC」で“今”の表現方法を身につけた料理は新しく、食べる前から驚きの仕掛けが隠されている。まずメニュー。メインと香りのもととなる食材が書かれているだけ。いやおうなしに期待が膨らむ。出された料理はいい意味で想像を裏切る。食べるとそれぞれの食材がしっかり主張し、記憶に残る一皿に。オーナーでサービスマンの山田栄一さんは「フレンチをもっと気軽に楽しんでほしい」と言う。その言葉どおり、食べ終えた後はスブリム・マジックにはまり、次の予約を入れたくなる。 撮影・安田如水(本誌)/取材、文・石出和香子 |
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12時〜13時半、 18時〜20時半(共にL.O.)。 日曜休み。要予約。 |
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東京都港区東麻布3の3の9 電話 03-5570-9888 |
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写真上 コースの一例。“にんじん 帆立て エルダーフラワー”。にんじんの下には帆立のソテーと甘いにんじんのピューレー。白いエルダーフラワーが爽やかな香りを演出。ソースにはパセリのオイル。
写真下 “ブルーベリー レモンタイム ヨーグルト”。はちみつでいためたブルーベリーとレモンタイムのアイスクリーム。ヨーグルトはムースとチュイルに。
昼は4,500円から、夜は10,000円のコースのみ(サービス料別)。 |
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