星つきのレストランのシェフ、ドミニク・ブシェ氏が、東京・銀座で2軒目となる店を開いた。シンプルなデザインの空間と心地よいサービス、そして本格的なフランス料理。“レストラン”の要素をすべて備えているが、ブシェ氏はこの店を“ビストロ”と言う。その思いは、「通い慣れた食堂のようにリラックスして、その場を共有する友人たちと食事の時間と料理を分かち合って楽しんでほしい」。料理はフランスの家庭の味を中心に、ステークフリットや煮込み料理、野菜がメインの一皿など。どの皿も手間ひまをかけて仕込むソースが、料理に深い味わいを与えている。23時以降はワインバーに変わり、なんと約30種類のボトルをグラスで楽しめる。ワイン好きにとっても待ち望んだ店である。 撮影・安田如水(本誌)/取材、文・石出和香子 |
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17時半〜23時(コースは22時L.O.)。 日曜休み。 |
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東京都中央区銀座5の1の8 銀座MSビルB1 電話 03-6264-6566 |
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ア・ラ・カルトより。 写真上 “本日の魚料理”。新鮮なほうぼうをポワレし、スープ・ド・ポワソンにトマトとカレー粉でアクセントをつけたソースで。
写真下 “ピエ・ド・コションのガレット”。丁寧に下処理をした豚足にフォワグラや野菜、ハーブ類を加えて混ぜ合わせてパン粉で焼き、ドミグラスソースを添えた自信作。フランス・ビストロノミーの真髄を感じる味わい。じゃがいもピューレーと合わせて。 |
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