京都市の南にある京田辺市にこの春開店。京都から車でも30分はかかる場所ながら、常に満席の人気。店主・河村昭多さんは京都の名店「レストランよねむら」や「イルギオットーネ」でみっちり修業して独立。双方のいいところを生かして、素材、技法共に和洋の入り混じった独自の料理をコースで展開する。食材を多彩に使った料理は美しく、かつおと昆布のだしのおひたしにベーコンの香りをきかせたり、酢みそにマスタードを混ぜ込んだりといった工夫が楽しい。意外な組合せのようで、すべてが美味に仕上げられている。「今後はアジアの味なども織り込んでいきたい」と河村さん。月替りの料理を、欠かさず食べに通いたい店。 撮影・鈴木誠一/取材、文・関谷江里 |
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11時半〜13時半、 18時〜20時(共に最終入店)。 月曜休み。月に1度程度の不定休あり。 要予約。 |
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京都府京田辺市花住坂2の2の25 電話 0774-64-1106 |
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秋の夜のコースより。 写真上 “秋なすの煮浸しと鱧の焼き霜、酢みそ、きのこのジュレ。からすみ、ぎんなん、むかごと”。 写真下 “ずわいがにと巨峰の前菜、レモンのきいたサワークリームと”。
昼は3,500円と5,000円、夜は5,000円と8,000円。 グラスワイン800円から、ソフトドリンク500円から(すべて税込み)。 日本酒や焼酎もある。カウンター6席、テーブル14席。全席禁煙。 |
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