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「銅は、火の当りがやわらかく、熱もむらなく伝わるので、厚焼き卵も見るからに香ばしく焼き上がります」
【材料(作りやすい分量)】
卵6個、だしみつ(*印参照)1/3カップ、サラダ油適宜。

*だしみつの作り方は、なべに濃めのだし汁21/2カップ、砂糖400g、酒、みりん各1/2カップ、塩大さじ11/2、しょうゆ小さじ1を入れ、あくを取りながら弱火で1時間以上煮つめ、とろりとしてきたら火を止め、粗熱を取る。
【準備】
卵を割りほぐし、だしみつを加えて軽くとく(白身を切るようにほぐす)。
【作り方】
1. なべを充分に熱し、サラダ油を全体になじませて、余分な油はふき取る。卵液の1/3量強を流し入れる。
2. 卵液を手早く全体に広げ、気泡を箸でつぶしながら八分どおり火を通す。
3. 箸を横から入れ、向う側から手前に、なべごと反動をつけて二つに折る。
4. 形を整え、なべのあいた部分と側面に油をなじませる。
5. 卵を向う側に滑らせる。形を整え、なべのあいた部分と側面に油をなじませる。
6. 手前のあいている部分に、残りの卵液の半量を流し込む。奥の卵焼きを持ち上げてなべを傾け、卵液をその下にも流し込む。
7. 箸で気泡をつぶしながら焼き、表面が半熟のうちに、再び向う側からなべごと反動をつけて二つに折る。4から繰り返して残りの卵液も同様に焼く。
8. 角を焼いて形を整え、なべのあいた部分と側面に油をなじませ、さらに向う側に卵を滑らせて角をきっちりと焼いて形を整える。最後にもう一度裏返して、全体に油を回す。
松本忠子さんのしっかりと甘い関東風の厚焼き卵には欠かせない“だしみつ”。冷蔵庫(ドアポケットを避けて)で2か月ほど保存できるので、作りおくと便利です。詳しくは『これは便利調味料』(文化出版局刊)をごらんください。

『これは便利調味料』


「卵液をなべ肌が透けるくらい薄く流し、なべごと表面をじか火にかざして両面に火を通します」
【材料(18×18cm、約12枚)】
卵6個、塩少々、サラダ油適宜。卵1個で2〜3枚が目安。

【準備】
卵6個、塩少々、サラダ油適宜。卵1個で2〜3枚が目安。 を割りほぐして塩を加え、よくといてからこす(こし網に残った卵は残しておく)。熱したなべにたっぷりのサラダ油を入れ、なじんだら油をあけて、こし網に残った卵液を入れ、余分な油を吸い取るように捨焼きする。ガスこんろの近くにぬれぶきんを広げておく。
【作り方】
1. 卵液を落としたときに小さく音がするくらいの火加減にし、卵液をなべの角から適量流し入れる。
2. なべを動かして手早く広げる。
3. 全体に広がったら、表面の余分な卵液を戻す。
4. さらになべごとひっくり返して、卵の表面全体をさっとじか火にかざす。
5. なべを元に返してもう少し焼く。
6. なべを火から下ろし、傾けながら箸でなべの角から回りをはがす。
7. 箸で左向う側の角を軽くつまみ、なべを返しながらゆっくりとはがす。
8. まな板などにひらりと落とす。熱くなったなべの底をぬれぶきんに当てて余分な熱を取り、1から繰り返し焼いて重ねていく。
錦糸卵にするときには、3〜4枚ずつ重ねて四辺を切り落とし(切り落としたものはチャーハンなどに利用するといい)、半分に切る。それぞれくるりと巻いて、細く切り、盛りつけ箸と指先で風を入れるように持ち上げてほぐす。


【材料(4〜6人前)】
米3カップ、合せ酢〔酢1/3カップ、砂糖大さじ2、塩小さじ1強〕。干ししいたけ40g(だし汁2カップ、砂糖1/4カップ、酒、みりん、しょうゆ各大さじ2)、もどしたかんぴょう100g(だし汁11/2カップ、砂糖大さじ3、酒、みりん、しょうゆ各大さじ2)、油揚げ3枚(だし汁1/2カップ、酒1/4カップ、砂糖大さじ11/2、しょうゆ、みりん各大さじ1)、蓮根(小)一節(酢少々)、甘酢〔だし汁、酢各大さじ3、砂糖大さじ1、塩小さじ1/4〕。さいまき適宜(みりん、酒、砂糖、しょうゆ各適宜)、錦糸卵、菜の花、小柱(酢水で洗い、水気をきる)、イクラ、レモン(輪切り)、木の芽各適宜。
【作り方】
1. 米は、洗って30分以上水につける。
2. 合せ酢は、一煮立ちさせて砂糖と塩を溶かし、冷ましておく。
3. 干ししいたけは、もどして軸を取り、だし汁と調味料を合わせた中で、煮汁がなくなるまで弱火で煮含める。このうち六枚を用い(残りは保存)、飾り用を適宜約1cm角に切り、残りは薄切りにする。
4. 水に浸してやわらかくもどしたかんぴょうは、塩(分量外)をふってよくもみ、洗ってからゆでる。だし汁と調味料を合わせた中でやわらかくなるまで煮含め、約1.5cm長さに切る。
5. 油揚げは、熱湯をかけて油抜きし、水気を絞る。縦半分に切ってから細切りにし、だし汁とみりん以外の調味料を一煮立ちさせた中で煮含め、みりんを加えて仕上げ煮する。
6. 甘酢の材料を合わせ、砂糖と塩が溶けるまで火にかけ、冷ましておく。蓮根は、皮をむいて薄い輪切りにし、薄めの酢水に放す。水気をきって熱湯に入れ、一煮立ちしたらざるにとって、冷水に放し、甘酢につける。
7. さいまきは、よく洗って、調味料を一煮立ちさせた中で色よく煮る。冷めたら尾を残して殻をむく。
8. 水をきった1の米を同割の水加減で炊き、炊き上がったら5分ほど蒸らして盤台に移す(5分以上蒸らさないのがこつ)。2の合せ酢を打って、さっくりと合わせ、手早く人肌まで冷ます。
9. すし飯が適温になったら、薄切りのしいたけ、かんぴょう、油揚げを加え混ぜる。
10. 器に9を盛り、錦糸卵を散らして、角切りのしいたけ、蓮根、さいまき、色よくゆでた菜の花、レモンの輪切りにのせたイクラと小柱を彩りよく飾り、木の芽を散らす。




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