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季刊「銀花」 2006年夏・百四十六号
2006年5月25日発売/定価1,450円(本体価格1,381円)
夏衣
盛夏にまとう羅の
爽やかさ、翳の儚さ。
目と心で味わう
きものの「涼の美」。

●初夏、袷から単に袖を通すときの、身の軽やかさ、すがすがしさ。大暑、水辺模様の絽の凛とした美しさ。●高温多湿な日本の夏。人々は衣食住に涼を求め、あれこれ心を砕いて涼感を演出する。●ことにきものは平安のころから更衣を行なって、肌で季節の移ろいを楽しんできた。

すける 透
●紗や絽、縮、透綾、絽縮緬 生絹、上布……。●肌にも目にも涼やかな夏衣。先人の技と現代の工夫を。

ガラス 硝子
●ガラス新感覚派……●若い力の台頭が著しいガラスの世界で、充実の仕事をする三人に注目する。●写真は大室桃生の作。

すずしい 清新
●現代の夏……●きものに涼を愛でる心は今に息づいて、仲宗根みちこ、土屋順紀、小倉充子らが新風を送る。

「版畫家、木田安彦の人間賛歌」。
 主な畫題は千佛、
 役者、舞妓、ジャズメン。

ふどうみょうおう 不動
●風雷房の独壇場……●生命の輝きにあふれる木版画やガラス絵、板絵など。

●彼は今、熱中の時だ。ニーチェがいう“ラウシュ”、すなわち熱狂の精神が横溢している。●木田君の芸術の特徴は、華やかさだ。その中に一抹のかなしみがある。そして、必ずユーモアが漂っている……梅原 猛

ぶんぼうぐ 水滴
●書家、石川九揚の焼きもの文房具……●「書とは筆蝕の芸術である」と語る人が、紙ならぬ土、しかも立体と格闘した。

はくじ 白
●白磁行……●世界中に散らばる李朝白磁に自らの心象を重ね、撮影を続ける韓国の写真家、クー・ボンチャンの旅路。

げっこう 月光
●月夜の森……●真夏の山中で写真家、高橋宣之が採集した、宝石のように美しい月夜の物語。

●その他の内容……●「真の花……岡田幸三の風趣」●「前川秀樹・千恵夫妻の“ロロカロハルマタン”的日常」●「樹上の茶室、矩庵茶会記」●「今日のおまん屋さん、門前の茶店」●俳人・中原道夫の「道中“食”日記」●「“手”をめぐる四百字」文・きたむらさとし、金田一秀穂、小宮山量平、高野悦子
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目次
[特集1]夏衣―――涼の美………5
 現代の夏 仲宗根みちこ、土屋順紀、小倉充子、白鷹織………18
 移ろう暑さ、多彩な織り 道明三保子………37
 「透き給へる肌つき」 田中優子………40
●ガラス新感覚派 中野幹子、馬越 寿、大室桃生………42

[特集2]風雷房主木田安彦の人間賛歌………56
 その一 絵と言葉と仲間たち 木田安彦、中村時蔵、宮部みゆき、梅原 猛、豆千鶴………57...
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季刊「銀花」 2006年夏・百四十六号
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